日本共産党 衆院比例 近畿ブロック たつみコータロー

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国会会議録

外国政府も万博未払い/衆院予算委 辰巳氏「政治解決を」

2026年03月04日

日本共産党の辰巳孝太郎議員は4日の衆院予算委員会で、大阪・関西万博の海外パビリオン建設工事の未払い問題をめぐり、民間の下請け事業者間の未払いだけでなく、これまで経済産業省がないとしていた参加国政府による未払い事案が発覚したことを取り上げ、国の対応を追及しました。

 

辰巳氏は、中国パビリオンの発注者である中国の政府機関の中国国際貿易促進委員会は、昨年4月に竣工(しゅんこう)手続きを完了し、すみやかに元請け事業者に代金を支払うはずだったが、中国側の都合で竣工手続きがいまだに終わらずに未払いを起こしていると告発。事態を把握しているかとただしました。赤沢亮正経産相は「事実確認をいま進めている」と答弁しました。

 

辰巳氏は、民間の下請け事業者間の未払い問題ではなく、参加国政府と民間事業者の問題だとして、「政治解決が求められる問題だ」と強調しました。

 

辰巳氏は、発注者が外国政府でも、日本国内の工事では日本の建設業法を順守する必要があるかと尋ね、国土交通省の藤田昌邦大臣官房審議官は、建設業法の適用があると答えました。辰巳氏は、国交省の「発注者・受注者間における建設業法令遵守ガイドライン」では、「請負契約に基づく工事目的物が完成し、引渡し終了後、発注者が受注者に対し、速やかに請負代金を支払わない場合」は、建設業法に関連して「望ましくない行為事例」としているのではないかと尋ね、藤田審議官は、望ましくないとなっていると認めました。

 

辰巳氏は「建設業法上、問題があることも明らかなのだから、中国政府に対して即座に支払うように求めるべきだ」と迫りました。赤沢経産相は、適切な対応を促していくことも含め、個別の問題解決に向けて後押しをしていくと応じました。

 
(2026年3月5日 しんぶん赤旗)

 

議事録を読む

○辰巳委員 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。
万博工事費未払い問題について聞いてまいります。
これまで経産省は、参加した国、つまり参加した国のパビリオンの発注者、国からの未払い事案はないと言ってきました。しかし、今回、私は、この参加した国、つまり政府による未払い事案の情報を把握をいたしました。BIEによるパビリオンの優れた建築や展示内容に対する表彰で、展示デザイン部門で金賞を受賞した中国パビリオンであります。何と、この中国パビリオンで、発注者である中国政府による工事代金の未払い問題が起こっております。
発注者である中国国際貿易促進委員会、CCPITといいますが、この政府機関は、本来、昨年四月に竣工手続を完了し、速やかに元請事業者に代金を支払うはずでありました。ところが、中国側の都合で竣工手続がいまだに終わらずに、未払いが発生しております。今や万博は閉幕をして、この中国パビリオンは解体工事も終わっているんですよ。にもかかわらず竣工手続が終わっていないので、元請事業者に対して未払いが発生をしているんです。
赤澤経済産業大臣、中国政府による未払いが発生しているこの事案、把握されているということでよろしいでしょうか。
○赤澤国務大臣 大阪・関西万博の海外パビリオンの支払いの問題について、一義的には契約当事者間における問題であるものの、政府としては、民民の問題であるため全く関与しないとの立場は取っておらず、御指摘の中国館についても関係者からお話を伺っているところであります。
個別の事案についてその詳細をお答えすることは差し控えたいと思いますが、一連の状況を聴取する中で、今委員がおっしゃったような御意見があることは承知をしており、事実確認を今進めているところでございます。
引き続き、相談いただいた事案について、関係行政機関とも連携し、個別の契約の問題解決に向け、政府としても後押しをしてまいりたいと思います。
○辰巳委員 事案について確認をしていくという答弁、これは重要な答弁をしていただきました。民民の問題という話がこの間ずっと言われましたけれども、もう民民の問題じゃないですよ。これは政府と民間の問題、国と民間の事業者の問題ということになっていますので、政治解決がやはり求められる、そういう事案になっているということは明らかだと思います。
そこで、国交副大臣に確認をしたいと思います。
建設業法は、契約適正化のために、契約当事者が遵守すべき最低限の義務等を定めているわけでありますが、たとえ発注者が外国政府であっても、日本国内で工事に携わる以上、日本の建設業法を遵守する必要があるということでよろしいですね。イエスかノーかでお願いします。
○藤田政府参考人 お答えいたします。
一般論として申し上げれば、日本国内における建設工事につきましては建設業法の適用があるものと考えております。
○辰巳委員 続けて副大臣に聞くんですけれども、国交省の発注者・受注者間における建設業法遵守ガイドラインでは、一、請負契約に基づく工事目的物が完成し、引渡し終了後、発注者が受注者に対し速やかに請負代金を支払わない場合は、建設業法第二十四条の三第二項、第二十四条の六等に関連して、望ましくない行為事例としているということでよろしいですね。これも簡潔に。
○藤田政府参考人 建設業法におきましては、発注者、受注者間での支払いに関する規定は設けられておりませんけれども、御指摘のガイドラインにおきまして、発注者、受注者間の支払いは、元請、下請間の支払いに影響を及ぼすおそれがあることから、御指摘のような二十四条の六違反の行為を誘発するおそれがあり望ましくないということになっております。
○辰巳委員 建設業法上望ましくない行為を中国政府が行っているということなんですね。
そこで、改めて赤澤大臣に聞きたいと思います。経産省は、未払い問題の解決ルートに向けて、外交ルートでも働きかけてきたと聞いております。今回未払いを起こしているのは政府そのものであります。建設業法上問題があることも明らかですから、中国政府に対して即座に支払うように求めていただきたい。いかがですか。
○赤澤国務大臣 本事案の関係者に状況を聴取する中で、まさに委員御指摘のような御意見があることは承知をしており、現在、事実確認を進めているところです。
一連の事実関係を確認した上で、状況に応じ、必要な場合には当該参加国に対して適切な対応を促していくことも含め、引き続き、関係行政機関とも連携し、個別の問題解決に向けて政府としても後押しをしてまいりたいと思います。
○辰巳委員 対応していくという答弁でありました。
昨年十二月十一日、この予算委員会で私は、未払いを起こしている別の企業、これは別の企業、フランス企業のGLイベンツ社が愛知・名古屋アジア大会でも会場設営業務を受注しているのは問題だと高市総理にただしました。総理は、政府側としても、GLイベンツから報告を求める、未払いが何で起こっているのか報告を求めますという答弁、明言をしていただきました。
ところが、スポーツ庁によれば、このGLイベンツ社は、係争中のため文書の提出はできないといって提出を拒否しているんですね。アジア大会組織委員会には提出した文書を、高市総理が求めたのに、この企業は拒否をしております。文部科学副大臣、あり得ないんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
○中村副大臣 お答えいたします。
GLイベンツは、愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会競技会場の設営と運営を受託をしています。
昨年、愛知・名古屋アジア・パラ大会組織委員会を通じて、スポーツ庁からもGLイベンツに対して、大阪・関西万博における下請業者に関する報道について、事実関係を示す文書の報告を求めたところであります。
GLイベンツからは、係争中であって文書の提出はできないが、大会組織委員会と重要課題について協議の場を設置し、定期的に情報共有や協議、調整を行っており、業務委託を適切に実施するよう対応していくとの報告がありました。
文部科学省としては、引き続き、大会組織委員会に対して指導助言を行うなど、適切な大会運営の確保に取り組んでまいります。
○坂本委員長 辰巳孝太郎君、時間が超過しておりますので、よろしくお願いします。
○辰巳委員 高市総理が求めたものを出さない。アジア大会の組織委員会には去年の補正予算で国費が出ていますので、これはやはり、高市総理に恥をかかせたらあかんと思いますよ、私は。
ちゃんと引き続き求めるということで、ただしていきたい、引き続きやっていきたいというふうに思います。
以上です。ありがとうございました。

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