コータローの国会レポート ⑰あきれた国営政党(大阪民主新報から転載)

2014年4月20日  

みんなの党の渡辺喜美氏が代表を辞任しました。昨年の猪瀬前都知事の5千万円・徳田マネーに続いた政治とカネの不祥事です。

 「熊手」はともかく、8億円もの大金を個人から借り入れ、一体何に使ったのか。いまだに納得のいく説明はありません。また使い切って「ない」と言っていた5億円は、実は妻の口座に隠していたということも、国民を愚ろうしています。

 2013年政治資金収支報告書によると、みんなの党の収入は14億円。そのうち11億円が政党助成金で、2億5千万円が渡辺氏からの借り入れです。個人献金は860万円で全体の0・6%に過ぎません。「官僚政治打破」といいながら、国営政党です。

 過去の数回の国政、地方選挙でみんなの党は維新の会とともに、「第三極」ともてはやされました。しかし特定秘密保護法をめぐって、土壇場で修正合意するなど自民党にすり寄る姿は顕著です。4月11日の衆議院本会議では同党の三谷英弘氏は声高に、「あらためて言うまでもなく、みんなの党は保守の政党です」と叫んでいて、あきれました。

 もっと驚いたことは、4月8日の参院文教科学委員会で同党の和田政宗氏が、「教育勅語を学校現場で副読本として活用すべきだ」と訴えていたことです。「集団的自衛権を容認し自衛隊は敵地攻撃能力を持て」と4月4日の参院本会議で安倍首相にけしかけたのも、同党の井上義行氏でした。

 「野党再編」とも言われている永田町ですが、自民党を右から引っ張るようなこんな「第三極」が一緒になっても、安倍政権の暴走を止める力はありません。

(日本共産党参院議員 辰巳孝太郎 大阪民主新報にて隔週で掲載)