コータローの国会レポート ⑩子どもたちのために(大阪民主新報から転載)

2014年1月12日  

 新年明けましておめでとうございます。年末とお正月は大阪の自宅で過ごすことができました。生後2カ月の娘は、母乳で育っているせいか便通もよく、1日10回以上もオムツを替えることも。日々の娘の成長に触れ、喜びを実感する毎日です。

 さて東日本大震災からもうじき3年です。福島の原発事故の後、幼子を抱えて大阪に避難した母親が、一冊の本を出版しました。「母子避難、心の軌跡」(2012年 森松明希子著 かもがわ出版)です。ここには、夫と離れ離れに暮らす妻とその子ども二人の苦悩が綴られています。

 子どもの命、健康のために――避難した人も残った人も、その気持ちは同じはずです。ところが2012年6月に子ども被災者支援法が成立した後も、具体的な支援策はなかなか実施されずにいます。また東北以外にまでホットスポットが散在するなか、支援対象地域外などからの避難者には公的支援がありません。著者も家賃の二重負担、家族に会うために夫が月に1度ほど来阪する交通費と、大きな犠牲を払っています。

 かわいい子どもに会えない父親の気持ち、父親に甘えられない子どもの気持ち、やんちゃ盛りの子ども達を一人で育てている母親の事を考えると、辛い思いです。

 原発さえなければ――放射能から逃れてきた方々の共通の思いです。前政権が掲げた「2030年代の原発ゼロ」を投げ捨てようとしている安倍政権。これからの子ども達のためにも、被災者支援を進め、原発を一掃する決意を新たにしました。

(日本共産党参院議員 辰巳孝太郎 大阪民主新報にて隔週で掲載)