コータローの国会レポート ③お酒で苦しむ人を減らす(大阪民主新報から転載)  

2013年9月8日  

 参議院議員になって1カ月。会派としての活動とは別に、議員連盟(通称・議連)の活動もあります。

 議連は様々な政治課題に超党派で取り組む組織で、国会議員は通常、複数の議連に参加しています。僕は日韓議連、ラグビーワールドカップ2019日本大会成功議連、日本・セルビア友好議連、そしてアルコール問題議連の4つに所属することになりました。
 アルコールは「百薬の長」といわれていますが、同時に内臓疾患や鬱(うつ)、認知症、睡眠障害や自殺をも誘発する厄介なものでもあります。多量飲酒者は食道・口腔・肝臓などのガンのリスクが、飲まない人の6・1倍になるといわれ、飲み過ぎの社会的損失は4兆1千億円にも上ります(厚労省研究班)。
 アルコール依存症とその予備軍は440万人で、刑事処分を受けたDV事例の67%が犯行時に飲酒しており、最近では、飲めない人に酒を強要することを「アルハラ(アルコールハラスメント)」といって社会問題にもなっています。
 日本社会はアルコールに対する見方が甘い一方で、依存症になってしまうと「意志が弱い」と本人の責任として蔑視する傾向があります。議員連盟は様々な段階でアルコール被害を未然に防ぐために、アルコール健康障害対策基本法の制定を推進することを目的としています。
 お酒の全てが「悪」ではありません。「楽しく呑む」ためにも、アルコールで苦しむ人が少しでも減るように政治の分野でも頑張ります。(辰巳孝太郎 日本共産党参院議員 大阪民主新報にて隔週で掲載)