コータローの国会レポート㊹国民の声をブレずに届ける (大阪民主新報より転載)

2015年6月14日  

 

司法修習生の給費を求める集会で連帯あいさつ=3日

 議員の控室ではケーブルテレビがあり、国会内で開かれている委員会等の模様を視聴することができます。そこから流れてきた映像に驚きました。衆議院の憲法審査会で招致された参考人の3人全員が、安保法制は違憲と断言したのです。
 慶大教授で弁護士の小林節さんは「兵站(へいたん)なしに戦闘はできない。銀行強盗するため車で送迎した者が『何もしていない』は通用しない。共犯は正犯に準ずるのです」と興奮気味に発言。
 自民、公明推薦の長谷部恭男早大教授さえ、「法的安定性を大きく揺るがすもので憲法違反」と断罪しました。当初自民党が参考人として呼び掛けた佐藤幸治京大名誉教授も、その後の講演で「立憲主義の危機」と発言。憲法を研究している学者で、政府の解釈改憲を是としている人はいないのです。
 「生涯派遣」「正社員ゼロ化」を進める派遣法改悪でも動きがありました。世論と運動の高まりで2度も廃案になった悪法ですが、維新が6月中旬の採決に合意したというのです。維新は民主と共同で「同一労働・同一賃金法案」を提出していましたが、これを取引の材料にしたのです。
 しかし、自民が修正して出すという法案の中身は「同一賃金の義務づけ措置は今後の検討課題」という実効性のない法案です。与党になびく維新に怒り。仮に法案が参院に送られてくれば本会議代表質問を予定しています。今度も悪法を廃案へ。国民の声をブレずに届ける党の役割がますます貴重な国会です。(辰巳孝太郎 日本共産党参院議員 隔週で掲載)

(大阪民主新報、2015年6月14日付より)