コータローの国会レポート㉛「女性進出先進国」に学ぶ(大阪民主新報から転載)

2014年11月9日  

 今国会の目玉の一つは「女性の活躍」。ところが女性活躍大臣である有村はる子氏は右翼団体である「日本会議」が主催した「ストップ夫婦別姓」と称した集会に参加するなど、そもそも担当大臣の資格がありません。

 女性の社会進出が進んでいるのが、9月13日~16日まで参議院の調査で訪問したスウェーデンです。訪問した時は総選挙の投票日でした。同国は選挙期間中でも候補者の「名前連呼」はありません。完全比例代表制を採用しているため、政策論議が中心になるからです。

 比例代表制の効果はそれだけではありません。主要政党の比例名簿は男女交互に並んでいるため、国会議員349人中、女性議員は152人で44%を占めています。

 日本の場合は衆議院の480人中たった39人で約8%。先進国で最低です。ちなみに日本共産党国会議員団は19人中5人で26%。地方議員全体で見ると政党間ダントツトップで35%。昨年躍進した東京都議は17人中11人で65%です。

 若者に開かれているのが同国の選挙制度で、選挙権も被選挙権も18歳です。21歳から30歳までの国会議員が42人もいます。

 さて今年の総選挙では、移民排斥を掲げる極右勢力であるスウェーデン民主党が議席を伸ばしました。私が驚いたのは選挙の翌日に青年達が広場を埋め尽くすほどの「差別反対」集会を行っていたこと。8割を超える高い投票率でありながら、投票だけでなく日常的に政治を監視し意思表示をしているのです。私たちが学ぶべきことがたくさんあります。

(日本共産党参院議員 辰巳孝太郎 大阪民主新報にて隔週で掲載) 

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