コータローの国会レポート  大阪人にとっての既視感 (大阪民主新報より転載)

2016年11月20日  

11月9日、参議院本会議の議場がざわつき始めました。米国大統領選でどうやらトランプ氏がリードしているという情報が回ったからです。なんだか議場全体がそわそわした雰囲気になりました。

トランプ大統領の誕生はメディアはじめ、多くの人が予測しなかったことです。極度の格差と貧困、学費の高騰、終わらない中東への介入やテロの恐怖などを二大政党が解決できない事への不満が、このような結果をもたらしたと考えられます。

しかし、大阪人にとって同氏の当選はある種、既視感を覚えるものではないでしょうか。  トランプ氏はエスタブリッシュメント(既製勢力)批判を行い、差別的用語を連発してもなお「本音を言うハッキリ言うアウトサイダー」としてのキャラクターを確立し、熱狂的な支持者をアジテートし続けました。スキャンダルがあっても、メディアに取り上げられ露出が増えることによって、結果的には支持者を増やしました。まさに橋下徹氏と瓜二つです。

さて問題はこれからです。「米国第一主義」のトランプ氏は日本に基地負担など様々な分野で日本に負担を要求してくるでしょう。これまで「思いやり予算」など米軍駐留経費の日本負担を「少なく」見せてきた政府は、今後「日本はこんなにも負担している」と言い出すのではないでしょうか。この際、米軍基地が何のためにあるのか、の議論まで発展させるべきです。米国の世界戦略のためにある基地は持って帰ってもらいましょう。(たつみ・こうたろう 日本共産党参院議員 毎月第3週に掲載)

(大阪民主新報、2016年11月20日付より)