たつみコータローの国会レポート いったいどの国の政権か(大阪民主新報より転載)

2018年7月15日  

大阪北部地震に続き、西日本を襲った平成最大の豪雨により甚大な被害が出ています。お亡くなりになった方に心からの哀悼の意を捧げ、被災された方々にお見舞いを申し上げます。

それにしても安倍政権は、いったいどこの国の政権か。5日昼に気象庁が異例の会見を開き、これまでの記録を更新する最大級の豪雨が迫っているとの警鐘を鳴らし、西日本で被害が広がり始めたその夜に、首相を含めた自民党議員が酒席を設けてどんちゃん騒ぎをしていたのです。

国会もカジノの審議を強行。カジノ担当大臣は石井国土交通大臣。各地で河川が氾濫し道路が寸断されている時に、国交大臣が災害対応の指揮をせずに賭博解禁の議論とは。実際、大臣が広島県の川の氾濫を知ったのは、お昼のテレビ。大臣がお茶の間と同時に災害を知るなんてあり得ません。災害よりカジノを優先させた政権として、安倍政権はその名を残すでしょう。

それだけではありません。延長国会では合区によって立候補できなくなった自党候補の当選を保障するための「参院制度改革」の審議を強行。選挙制度を党利党略で変えてしまう暴挙です。

安倍首相は11日からのフランスなどへの外遊を取り止めました。当然です。だいたい国会を1カ月も延長したのは政府なのに、外遊で国会を留守にするとは国会軽視も甚だしい。

自民党は憲法改定で「緊急事態条項」の創設なんて言ってきましたが、緊急に必要なのは自国民の命を軽視する安倍政権の退陣です。(辰巳孝太郎 日本共産党参院議員 毎月第3週に掲載)

(大阪民主新報、2018年7月15日号より)