首相夫人付が籠池氏に電話 昭恵氏の関与疑惑追及/辰巳孝太郎議員(4/3参決算)

2017年4月3日  

以下議事録を掲載します

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○辰巳孝太郎君 日本共産党の辰巳孝太郎でございます。
二〇一五年の十一月十七日に谷査恵子さんから籠池氏へ返信されたファクスの件についてお伺いをいたします。
官房長官は、これはゼロ回答だと、籠池氏の要求はゼロ回答だという答弁をされておりますけれども、本当にそうなのかと。貸付契約では、十年以内に買い取らなければならないと、買い取ることができなければ国はその土地を買戻しをしなければならないと。しかし、籠池氏は、十年では無理なんだと、五十年の定借に延ばしてほしいと、そして賃料を半額にしてほしいということで要求をされ、そして、時期はずれますけれども、結果的には実現をしております。
ちょっと具体的にどのようなことが実現をしたのかを確認していきたいと思うんですが、理財局長、二〇一六年の六月に契約をしております。これ、一億三千四百万円の売買契約なんですが、いわゆる即納金を引いて、延納金ですね、延滞金、これを加えた実際の負担金額というのは森友側にとって幾らになったんでしょう。
○政府参考人(佐川宣寿君) 大変恐縮でございます。細かい数字、通告ございませんので、即納金と相殺した分について、たしか委員おっしゃるように数千万の単位で残っていたのを、残っているはずでございます。(発言する者あり)
○委員長(岡田広君) 速記を止めてください。
〔速記中止〕
○委員長(岡田広君) 速記を起こしてください。
○政府参考人(佐川宣寿君) 失礼いたしました。
その即納金とあれの差は五十七万円でございます。
○辰巳孝太郎君 最終的な、負担をする金額ですね、即納金を引いて延滞金を加えた金額は幾らですか。
○政府参考人(佐川宣寿君) 大変恐縮でございますが、その延滞金の金額まで含めてその細かい数字、通告なしでちょっと今聞かれましても、お答えはちょっと今できませんので、恐縮でございます。
○辰巳孝太郎君 いや、これぐらい分かっておいてほしいんですね。これ、一億一千二百万円なんですよ。これ十年分割なんですね。月々にしますと、これ大体九十三万円になるんですよ。つまり、当時、森友側は貸付料、月額二百二十七万円を負担しておりました。それを半額にしてほしいという要求があって、これが実際には九十三万円の月々の負担になると、こういうことなんですね。
官房長官、これ満額回答以上に引き下げられていると私は思うんですけど、どうですか。
○国務大臣(菅義偉君) 籠池氏側の手紙の内容というのは、二〇一五年秋の時点における国との間の貸付契約に対する籠池氏側の要望を示したものだというふうに承知をしています。
これに対して、夫人付きのファクスによる返答は、御希望に沿うことはできないというふうに記載をされており、また内容についても法令や契約に基づく一般的な対応を説明したものであり、ゼロ回答であったというふうに思います。
○辰巳孝太郎君 官房長官、そうではなくて、半年後に、三月にごみが見付かり、六月に契約を結びます。これで籠池氏の負担というのは半額以下になったんですよ。そういうことなんですね。結果的に半年後には満額回答になったんじゃないですかということを聞いております。
○政府参考人(佐川宣寿君) お答え申し上げます。
賃料の、その半額程度にという委員の御指摘ですが、それは登記の、最初の定期借地契約のその時点での時価があって、それに基づいて賃料を設定しているんです。今委員御指摘の手紙の時点では、新たな埋設物が発見された後の売買契約は全く無関係のレターなので、そういう意味では、最初の賃料の話と新たに見付かった事実の後の売買契約の金額を比較すること自体が適当でないというふうに考えておりますし、なおかつ、定期借地契約に基づく賃料というのは引下げなんか行われておりませんので、ゼロ回答でございます。
○国務大臣(菅義偉君) 今委員の発言というのは、二〇一六年三月に地下の埋設物、これが見付かった後に締結をされた売買契約の分割払の額であり、貸付料とは全く別物であるというふうに考えます。
○辰巳孝太郎君 ごみが九・九メートル辺りから出たのかどうかというのは予算委員会でも議論をしてまいりました。国立研究法人の調査でも、九・九から出るはずがないと。地層を見れば、貝殻が四メーター、五メーターから出てきているわけですね。九・九メートルからもしビニール片やマヨネーズの蓋なんかが出てきたら、これは歴史的な発見だと、こういう話になっているわけですから、そもそもの前提がごみはないということだと私は思うんですね。
二〇一五年の籠池氏からの手紙のやり取り、これについて改めて聞きますが、籠池氏が昭恵氏にまず留守電にメッセージを入れたと、こういう話であります。そして、谷氏から電話があったとの関係者からの証言を我々は得ております、籠池氏が谷氏から電話をもらったと。つまり、昭恵氏が留守電を受けて、谷氏に指示を下して籠池氏に電話をさせたと私は考えられると思うんですね。
官房長官、確認しますが、昭恵氏が谷氏に留守電のことを伝えて、そして谷氏は籠池氏に連絡をしたんじゃないんですか。ここどうですか。
○国務大臣(菅義偉君) 御指摘の点については承知をしておりません。
いずれにしろ、本件については、十月二十六日消印の書面が籠池氏から総理夫人に対してではなく夫人付きに対して送られ、夫人付きが財務省に問合せを行い、その結果として自らの判断で作成し、ファクスを送ったと、このように承知しています。
○辰巳孝太郎君 谷さんに確認をされましたか。
○国務大臣(菅義偉君) 御指摘の点については承知をいたしておりません。
籠池氏の問題が国会で議論されるようになって以降、私は、これまでの経緯等を整理する中で総理夫人付きの活動についても報告を受けましたが、そうした話は承知しておりません。
○辰巳孝太郎君 承知をしていないということは、谷さんは電話をしていないと官房長官に伝えているという、そういう認識でよろしいですか。
○国務大臣(菅義偉君) 今申し上げましたけれども、国会で議論されるようになって以降、これまでの経緯等を整理する中で総理夫人付きの活動についても報告を受けましたが、そうした話は私は聞いていないということです。
○辰巳孝太郎君 確認をしていただいたという認識でよろしいですか。あなたは電話をしたんですかという確認をされたということでよろしいですか。
○国務大臣(菅義偉君) 今申し上げましたけれども、私自身が、この国会で議論になってからどのような経緯であるかというところを報告を受けましたけれども、そうした話はなかったということです。
○辰巳孝太郎君 話はなかった。しかし、今封書のやり取りというのが明らかになっているわけですから、改めて谷さんに、電話をしたんですか、ここの確認をしていただけませんか。
○国務大臣(菅義偉君) 今申し上げましたけど、私がこれまでの経緯等を整理する中で夫人付きの活動について報告を受けましたが、そうした話は承知していない、あれば報告があったというふうに思います。
○辰巳孝太郎君 もう一度確認することが必要だと思うんですけれども、官房長官、確認をしていただけませんか。
○国務大臣(菅義偉君) 私は再三申し上げていますけれども、そうした御指摘の点については承知していませんし、夫人付きの活動についても報告を受けましたが、そうした話は承知していない。
○辰巳孝太郎君 本当にひどい答弁だと思うんですけれどもね。
つまり、籠池氏は昭恵さんの留守電に電話を入れた後、何のやり取りも谷さんとなく、突然手紙を谷さんのところに送ったと、こういう話になるわけなんですね。しかし、これやっぱりおかしいですよ。この籠池氏が書いた手紙の冒頭は、小学校敷地の件についてというところから表題で始まりまして、小学校用地として豊中市野田一千五百一の国有地を売買予約定期借地として契約、こういう文言から始まるんですね。
官房長官、突然訳の分からない手紙が来ても、谷さん、ここまで丁寧にこれ説明する、こういうことなんですか。
○国務大臣(菅義偉君) 私は再三申し上げていますけれども、御指摘については承知しておりませんし、国会で議論されるようになってからその経緯について整理をする中で総理夫人付きについての活動、そうしたものの報告を受けましたが、そういう話はなかったということです。
○辰巳孝太郎君 これはファクスのやり取りというのは、今になって、先週にやっと出てきた話なんですね。ですから、もう一度確認をしていただきたいと思うんですよ。
この籠池氏が送った手紙には、昭恵氏に関する言及というのはこれ一切ないんですよ、一切ないんです。ところが一方、谷氏が送った返信のファクスには、最後に昭恵夫人に報告してありますと、こう書いてあるわけですね。突然手紙を送ってきた相手に、昭恵夫人に報告をしてありますと、これ普通はならないんですよ。これ、谷さん自身が籠池氏と昭恵さんとのやり取りがあったことを踏まえてこういう言及をしていると、こういうことなんですよ。
官房長官、そう思いませんか。
○国務大臣(菅義偉君) 夫人付きは総理夫人の講演会にも行っています。ですから、そういう中で送られてきたのじゃないでしょうか。そして、当然、このファクスで文書を出すについても、その籠池さん側の要望ですかね、それに対して答えています。それは完全にゼロ回答の答えだったと思いますよ。ですから、それを出す前に報告をするというのは、ある意味で自然なことじゃないでしょうか。
○辰巳孝太郎君 ということは、官房長官、国有地の問題を籠池氏は様々、財務局や航空局や大阪府とやり取りをしていた、そして留守電に残したと、昭恵さんの留守電に、ここまでは確かですね。その後、昭恵さんは谷さんにこういう留守電が入っていたということ、それを伝えたという、そういう認識だったと思いますが、どうですか。
○国務大臣(菅義偉君) 私は全く承知していないということをずっと言い続けているんじゃないでしょうか。
そういう中で、夫人付きも一緒に講演現場に行っていますから、そこにそういう、まあ要請のですか、そういう文書が来たので、ファクスで回答したように、全くゼロ回答を丁寧に出したということじゃないでしょうか。
○辰巳孝太郎君 ということは、この手紙の前にも様々、国有地に関する取得に関して、谷さんに若しくは昭恵さんにいろんな話があったと、それを承知しているからやり取りを谷さんはやったんだと、こういう認識ですか。
○国務大臣(菅義偉君) それは考え過ぎじゃないですか。全く違います。
○辰巳孝太郎君 全く違うという理屈がよく分からないんですね。
この問題、先週もありましたが、谷さんから籠池さんに送られたこの封書、封筒ですね、これがあります。実際はもう少し大きいものですけれども。これ、こういうことが谷さんから送られたことを、官房長官、承知されていますか。
○国務大臣(菅義偉君) ちょっと見せていただけますか。──私はそれについては承知していません。
○辰巳孝太郎君 今ちょっと見せてくださいということは、これ以外の何かほかにもあるということなんですか。
○国務大臣(菅義偉君) 私は、封書、谷さん宛てに来たものは承知していますので、それと同じかなと思って確認をしただけであります。
○辰巳孝太郎君 谷さんと籠池さん、このやり取りは、今公表されているもの以外にも実際にはあるわけですね。是非、これ、土地をめぐる、取得をめぐる問題ですから、谷さん、そして籠池氏とのやり取り、皆さんがお持ちのもの、若しくは谷さんから出したもの、これ全て出していただきたいんですけど、いかがですか。
○国務大臣(菅義偉君) 私は、今まで出したもの以外については全く承知しておりません。
○辰巳孝太郎君 ですから、官房長官、承知していないと言うだけで確認するとは言わないわけですね。
委員長、これら全ての書類をこの委員会に提出を求めたいと思います。
○委員長(岡田広君) 後刻理事会において協議をいたします。
○辰巳孝太郎君 改めて安倍昭恵氏の証人喚問を求めて、私の質問を終わります。